八百結び®コンセプト

Yaomusubi Concept

数多の微生物たちに支えられながら我々は生命を結んでいます。
自然の土壌発酵力を活性するリジェネラティブコンセプト。

八百結び®とは

微生物たちが実を結び、我々の食べ物は育成されている。
そんな、たくさんの見えない命に、我々の生命は支えられている事実。共存共栄の循環社会へ社会を結びなおす。

八百(やお)

古来より八百万の神々と言われるように、「数え切れないぐらいたくさん」という意味です。

結び(むすび)

多様性ある優れた天然資材たちを結びつけ、無数の微生物たちが、土の中で農作物を育み命を結んでいる。
そんな見えない世界への感謝と畏敬の念を込めて、また、SDGs目標達成へ集約していく旗印という意味も込められています。

微生物の活性で地球本来の循環サイクルを実現

土壌微生物は地球のあるべき食物連鎖の循環サイクルの主役です。
地球上の有機物(落ち葉、動物の糞など)を土壌微生物が分解することで土の中に養分を供給。
その栄養分を基に新たな作物が育まれ、生き物の糧となり地球が循環していくのです。
八百結び®プロジェクトでは、土壌微生物の活性を通じて地球本来の循環サイクルの実現をめざしていきます。

八百結び®プロジェクトによって地域循環型の社会を推進

八百結び®プロジェクトでは、地域の畜産農家さまが排出する糞尿や家庭用生ゴミなど、本来廃棄される有機物を独自のバイオスティミュラントと掛け合わせて付加価値の高い農業用資材(産土・培養水)を生成します。地域の農家さまへ供給することで無農薬栽培、減農薬栽培をサポートします。

微生物の活性によって農地の地力を向上させるとともに、収穫された残留農薬ゼロの安全でより美味しい作物は、高付加価値のブランド品として地域のスーパー、道の駅などで販売。不要なものを八百結び農法®によって再生することで、地域循環型の社会を推進していきます。

「みどりの食料システム戦略」目標への貢献

八百結び®プロジェクトでは、2050年カーボンニュートラル宣言(2020年10月26日)を受けて農林水産省より発表された「みどりの食料システム戦略(2021年5月)」内で掲げられた、以下目標への貢献をめざしてまいります。

  • 「土壌微生物機能の完全解明とフル活用による減農薬・肥料栽培の拡大」
  • 「耕畜連携による環境負荷軽減技術の導入」
  • 「バイオスティミュラントを活用した革新的作物保護技術の開発」

カーボンポジティブ土壌

本来、腐食土壌は大気の2倍の二酸化炭素を抱き抱えることが可能です。
一年間で土に入る化学肥料の量は1億4000万トン。土の酸化により結合貯蔵できない状態になると、土は二酸化炭素を放出します。そのため、土の腐植質を蘇らせることが鍵となります。
八百結び®プロジェクトでは、カーボンニュートラルを超えたさらに先、カーボンポジティブ土壌を目指していきます。

事業への活用


農業
のうぎょう

畜産業
ちくさんぎょう

ロゴの由来

八百結び®のロゴマークでは、「微生物が活性化している土」そのものを表現しています。

「土」は目に見えないほど小さな「有機物」や「鉱物」などの粒子が集まり構成されているので、 正円形状をした粒子を幾重にも重ね、結び合わせる事により、シンボルマークを構築しています。
縦横に繋ぎ合わせる事で柄としても使えるように設計して、「土が集積し、大地を形成するイメージ」と重ね合わせています。

このシンボルマークのように、縦横無尽に繋がり、地球上のありとあらゆる土を活性化してほしいという願いも込めています。